23AW OUTIL “VESTE THIERS , PANTALON SAINT.SANDOUX , TRICOT NAY
9月に入り店頭は各ブランドからの入荷ラッシュ。
続々と秋物が入荷してくる中、遂にOUTILも秋冬の立ち上がり。
今回ご紹介するのは秋冬物というよりかは、通年使えるアイテムのご紹介。
OUTIL / VESTE THIERS
COLOR / D.INDIGO
SIZE / 2 , 3 , 4
PRICE / ¥52,800- inc tax
フランス軍1930-40sのワークジャケットをベースに作成。
身幅はゆったりとしたサイス感で、シェイプすることなくストンと落ちるシルエットが特徴的なジャケットです。
フレンチのワークジャケットの生地というとモールスキンやコットンツイルが挙げられると思います。
特にモールスキンに関しては約1950年代ごろまで使用されていた生地で、ARCHでも取り扱いがありますが、以前と比べるとかなり球数が少なくなってきているのが現状。
数年前にはフレンチヴィンテージが爆発的に人気になったこともあり、既にオリジナルをお持ちの方も少なくはないはず。
フレンチのワークウェアやミリタリーウェアをベースとするOUTILが提案する今季のフレンチワークジャケットとは?
過去にはブラックシャンブレーや縮絨ウールを用いた生地を使用してきましたが、今年はインディゴで作成。
洗い込んでいくと色落ちが期待できる僕らの大好物と言っても過言ではないファブリックです。笑
更にただのインディゴで染めた生地ではないのがOUTILならではの点。
1920-30年代のブルターニュ地方の生地を解体分析して同時期の織機にてフランスで生地を作成。
ブルターニュは北はイギリス海峡、南は大西洋に面し、突き出したような半島のことをいいます。
ハリ感があり言うなればデニムに近いような、ごま塩シャンブレーにも似ているこちらのファブリック。
昨今世界情勢からいくとかなり難しいことだと考えられますが、フランスとのコネクションがあるデザイナー宇多氏だからこそ実現出来た生地ではないでしょうか。
そんなスペシャルなファブリックを使用したジャケットですが、使い勝手の良さや着やすさといったところは大変良いものとなっております。
オリジナルをお持ちの方もそうでない方も、是非こちらは袖を通して頂きたいです。
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OUTIL / Pantalon Saint Sandoux
COLOR / D.INDIGO
SIZE / 1 , 2 , 3
PRICE / ¥44,000- inc tax
次にこちら。
初期のベルテッド使用のbourgeronパンツをベースに作成。
腰元から裾にかけてストンと落ちるストレートシルエットが特徴的なアイテムです。
bourgeronパンツとは作業の際にパンツの上から履く、オーバーパンツとして使われていたものです。
当時はリネンを使用したパンツがメインでしたが、今回ジャケットと同生地の組下としてご用意しております。
オーバーパンツながら腰回りはすっきりとした印象なので、野暮ったさを感じさせません。
個人的に極太なパンツだとお尻周りに生地が余ってしまい、シルエットが崩れてしまう。なんてことが多いのですが気にせずに履いて頂けるパンツです。
裾には当時ブーツに裾を入れる為に使用していたであろうアジャスターボタンがついています。
現代ではとりわけ使うことが少ないとは思いますが、デザインといった観点で男心をくすぐられるディティールではないでしょうか。
ミドル丈のモールスキンコートと合わせたスタイリング。
コートはもちろん、ショート丈のワークジャケット、ラペルドのジャケットと合わせても大変おすすめです。
定番の5POCKETデニムはもう持っているから少し変わり種のパンツがあれば…という方には是非お勧めしたいです。
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OUTIL / TRICOT NAY
COLOR / ECRU INDIGO
SIZE / 0 , 2 , 3
PRICE / ¥30,800- inc tax
春夏に引き続き、秋冬もTRICOT NAYをセレクト。
定番のTRICOT AASTと比較すると首元が広がりすぎず、肩ほんのり落ちる適度なリラックスが特徴。
1880年代から1930年代初頭にかけてMARINE NARTIONALEに納品されていたインディゴ糸によるバスクシャツがデザインソースになっています。
こちらもリブの縦編み時にインディゴリネンの糸を使用。
インディゴ製品特有の色の濃淡が雰囲気を底上げします。
伸縮性のあるリブ編みで非常には肌あたりの良い生地感なので、素肌の上からでも着用が可能です。
お手持ちの軍パンやトラウザーと合わせて。
問い合わせが多く、足が早いアイテムですのでお早めのご検討をお勧め致します。
遂に立ち上がったOUTIL。個人的に楽しみにしていたブランドでもあります。
フレンチガーメンツを継承する服作りは他ブランドでは表現なりえない世界観を感じます。
次の入荷が楽しみです。
ARCH TOKYO 矢部
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